投稿者:tamisan

ニースでランデヴー・アン・フランス2010

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  ニースの海岸線 Copyrights: ATOUT FRANCE-Jean François Tripelon Jarry

 

来る3月30日(火)&31日(水)の2日間、フランス・コートダジュール地方の中心都市であるニースのアクロポリス見本市会場において、地方・県・町の観光局、現地の旅行会社、ホテル、ツアー会社などなど、約600社にも上る旅行業関連団体や企業が出展する、年に一度のRendez vous en France(ランデヴー・アン・フランス)が開催されます。

 

この大規模なワークショップでは、世界約40カ国に事務所を持つフランス観光開発機構(ATOUT FRANCE)の代表とスタッフ、そして各国の旅行会社さんやツアーオペレーターさん、またジャーナリストが参加し、フランスの各出展者のブースを回り話をします。ですのでこのワークショップは、旅行業界関係者だけのいわゆる「商談会」となりますが、フランスの旅行業界関係者、そして各国の旅行業界関係者が一同に集まる、とても貴重な機会であり、ここで様々な情報を出展者から入手することで、フランスへのツアー造成や情報提供に役立てることもできます。

 

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  ニースのマセナ広場 Copyrights: ATOUT FRANCE-Jean François Tripelon Jarry

 

今回、初めてこの「Rendez vous en France2010」へ参加することになり、今週末ニースへ出発します。

 

よく、<10年ひと昔>といいますが、私がニースを最後に訪れてから、まさにこれくらいの年月は経ていますので、短い滞在期間ではありますが、せっかくのこの貴重な機会を最大限に活用し、色々と情報収集を行ってきたいと思っています。

 

ニースと聞くと、思い浮かぶのは紺碧の地中海や海岸線、そしてまぶしいばかりに降り注ぐ太陽、、、というイメージを持ちますが、とはいえ緯度は北海道よりも高く、現在でも最低気温は10℃前後、最高気温は17℃前後と、3月下旬ではまだそんなに気温は高くありません。

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                     夕暮れのネグレスコ・ホテルとプロムナード・デ・ザングレ(遊歩道)

                    Copyrights: ATOUT FRANCE-Emmanuel Valentin

 

現地の最新情報もあわせてまた、ご報告したいと思います。

 

                         地中海に沈む夕日

                      Copyrights: ATOUT FRANCE-Cédric Helsly

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投稿者:tamisan

北野武さま 仏芸術文化勲章「コマンドゥール」受賞おめでとうございます

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                        ポンピドー・センターからのパリの眺め 

                        Hervé Le Gac@ATOUT FRANCE

 

うれしいニュースが飛び込んできました!

 

コメディアン・映画監督・俳優・画家といったマルチな才能を生かして、日本のみならず、現在では外国にもその名を知られている北野武さんが、3月9日、フランス芸術文化勲章の最高章「コマンドゥール」を授与されました。

 

1980年代の漫才ブームでは、「ビートたけし」の名で一躍有名となり、そこから活動の幅を徐々に広げた北野武さんは、近年では映画監督として様々な作品を手掛け、フランスでも「KITANO」の名前はかなり知られるようなりました。

 

実は北野武さんは、1999年に世界三大映画祭の一つ、「カンヌ映画祭」コンペ部門に、「菊次郎の夏」を出品し、フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」をすでに授与されていらっしゃいます。

このフランス芸術文化勲章は、フランス文化省からフランスの国内外で文化活動に大きな功績を残した人物に授与されるもので、このたび北野武さんは、パリでミッテラン・フランス文化相より直接、勲章を授与されたそうです。

 

この芸術文化勲章は、シュヴァリエ(Chevalier)→オフィシエ(Officier)→コマンドゥール(Commandeur)と階級が分かれ、今回北野武さんが授与されたコマンドゥールは、最高位となります。

 

ところで、なぜ今、北野武さんがパリにいるのか、ですって??

 

もちろん、この授与式に参加されるということも大きな目的であったとは思いますが、3月11日からパリのカルティエ財団現代美術館(Fondation Cartier)と、ポンピドー・センター(Centre Geroges Pompidou)の2か所で、北野武さんの特別展と映画作品などの上映会が開かれるからなのです。

 

これからパリへ観光へいらっしゃる方は、是非、フランスで炸裂する「北野ワールド」を楽しんでみられてはいかがですか?

 

①「Gosse de Peintre, BEAT KITANO TAKESHI  絵描き小僧 ビート北野武 」

場所:パリ・カルティエ財団現代美術館(Fondation Cartier)

期間:2010年3月11日~9月12日

現代アートの斬新な企画展を中心としたこの美術館で開催される、北野武さん初めての展覧会です。「風刺やギャグ・イタズラ・夢などをつめこんだビックリ箱みたいな展覧会」と自身が抱負を語ったそうですが、彼の絵画作品のほか様々なオブジェ・装飾作品、またフランスではあまり知られていない、コメディアンや司会者として活躍する映像紹介も予定されています。

 

②「TAKESHI KITANO, l'iconoclaste  反逆児 北野武」

場所:ポンピドー・センター(Centre Georges Pompidou)

期間:2010年3月11日~6月26日

映画、ドキュメンタリーといった約40作品もの映像を通じて、自身がコメディアン、俳優、また映画監督として活躍した現在に至る軌跡を紹介し、そのうち約半数の作品は未公開のものです。3月11日の上映会初日には、北野武さんの講演会もあります。

 

 

投稿者:Mayumidon

ビバンダム

ビバンダムは言わずと知れたミシュラン社のマスコットです。
頭からつま先までタイヤの輪っかでできた樽型体型が特徴。樽型でも敏捷性に優れていそうな所はさすがタイヤメーカーのマスコットですね。 ミシュランガイドの東京版が発売されて以来、本屋のポスターでも頻繁にビバンダムを見かけるようになりました。

以前、街の中でダウンジャケットにより必要以上に着ぶくれた人を見るたび、意地の悪いわたくしは密かに心の中で「ビバンダム」もしくは愛着をこめて「ビブ」とつぶやいていました。


ところが数年前からその比喩が必ずしも当てはまらなくなってきました。本家ビブの体型に異変が起きたからです。ダイエットにでも成功したのかスリムになって、顔もどことなくお目目ぱっちりの可愛い感じになってしまいました。

「なってしまいました」と書くのは、これまでの個性的なビバンダムの容姿にとても愛着を感じていたので、今のビブがまるで別のキャラクターのように見えるのです。私が「ビブ」呼んできたのは肉厚で頼もしく、お調子者で憎めなさそうなタイプ。なので、ソフトで愛くるしい姿、さらに女性にまでモテそうな風貌の新生ビブにはどうしても馴染めずにるのです。

 

お願いです、ミシュラン様。これ以上ビブをスマートにしないでください。
美食に樽腹はつきもの。ビバンダムをスリム化させるのは、フレンチより圧倒的に脂肪分の少ない料理文化を持つ日本市場にレッドガイドを根付かせるための戦略なのでしょうか。ガイドの帯に印刷された洗練されたビブを見ていると、「美食三昧でも体系維持はお忘れなく」という新時代のメッセージのようにも読み取れます。

だとすればその戦略は、ちょっと逆の方向を向いているような気が。食に関して時代はむしろ肉食系。この世知辛い世の中、ダイエットで手に入れる美よりも、食べ物がもたらす幸福感のほうが重きをなしているように感じるのです。
ぽっちゃり系のタレントや、樽ドル(樽腹のグラビアアイドル)まで活躍する時代ですから。

 

それにマスコットに関しては、少しばかり異形であって、絵描き歌で書けそうな大味なデザインのほうが親しみが湧くものです。写実化が過ぎたり、美形過ぎるキャラはつっこみどころがなく印象も薄いような。

 

とまあ、ずいぶん勝手な私見を書き連ねましたが、3月4日はミシュラン・レッドガイドのフランス版発売日でした。新規に3つ星を獲得したのはオード県、フォンジュンクーズにある「オーベルジュ・デュ・ヴュー・ピュイ」1軒のみ。
早くもシェフのインタビューがテレビで流れています。来週以降は各地の観光局から「おらが地方の星自慢」がリリースとして届くでしょう。

 

さて、私が最近ミシュランに注目しているのは星付レストランの情報よりもミシュランの広報姿勢です。総責任者がジャン・リュック・ナレになってから、これまでベールに包まれてきた覆面調査員の評価法や人物像が積極的にメディアに公開されるようになりました。ミシュランのHPに「覆面調査員ってどんな人」というコーナーができたり、覆面調査員のインタビューが雑誌に掲載されたりもしています。

 

クーリエ・ジャポン3月号掲載の「覆面調査員とランチを食べてみた」は文句なしの面白さでした。アメリカの一覆面調査員がどのようにミシュラン社に採用され、訓練を受け、実戦に赴くのか。店ではどんなメニューを選ぶのか。日頃の生活ぶりなども話しています。ビバンダムの着ぐるみから出てくる調査員の挿絵もまた秀逸。まだ本屋の店頭に並んでいるようでしたらぜひ手にとってみてください。3月号にはボルドーとトゥールーズの食紀行も掲載されています。このボルドー編は、有名ビストロ店のオーナーにして地元の名士であるジャン=ピエール・シラダキが自慢の樽腹にかけて、記者を一晩中市内のレストラン・酒屋を連れまわし手厚く(手荒く?)歓待するというお話。樽腹から日仏食文化の違いを考えるという抱腹絶倒のルポルタージュでした。


フランソワ・ラブレーの国、食の話題はまだまだ尽きません。最後にフランス4都市のスペシャリティを取り上げたルポルタージュをご紹介しましょう。雑誌REAL Nikkei Styleとの連動企画によるウェブサイトWagamagaでは、リールXゴーフル、ミュールーズXシュークルート、レンヌXガレット、ニームXオリーブオイルの組み合わせでフランス地方の食の豊かさが語られています。
さあさ、節制など忘れてフランス美食の旅へBon appetit !

 

 

ビバンダムの変遷はこちら

 


 

投稿者:Oko

Serge Gainsbourg, vie heroique

先日、私が好きなフランス人アーティストの一人であるセルジュ・ゲンズブールの伝記映画『Serge Gainsbourg, vie heroique』を観てきた。彼の歌を評価するか否か、好みは別にするとして、天才的な人間というのは時々存在するものなのだと思わずにいられなかった。

フランスの漫画家ジョアン・スファールが監督を務めた同作品は、アニメーション映画の手法で演出が手掛けられており、想像以上にコミカルなタッチで作られた世界に入り込むまでには若干時間が掛る。しかしながら、スクリーンの背景にゲンズブールの幼少時から死までの数十年もの時間と、その時代時代の流行が次々と現れ、それに合わせてゲンズブールの数々のレパートリーが流れると、逆にそのコミカルさが少し妖しいゲンズブールの生き写しを蘇らせていることが分かった。

私の周囲には本作品を観たフランス人の友達も多く、誰もが口を揃えて「想像以上に良かった!」と言っていたのは印象的だ。確かに私自身、見終わった時には、まるで生前のゲンズブールを生で見たかのような感覚で映画館を後にすることができた。映画が終わりに近づくに連れ、主演のERIC ELMOSNINOがどんどんゲンズブールと重なって見える、これは観た誰もが口にした意見だ。

監督スファールはバンド・デシネのニューウェーブにおける重要なアーティストの一人として知られる。今回の作品もゲンズブールの伝記映画というよりは、ジョアン・スファールがゲンズブールを題材に作ったフィクションと言った方が良いかもしれない。事実、ゲンズブールの妻でもあったジェーン・バーキンは同作品に対して否定的な意見を述べている。

たとえば幼少期のゲンズブールはとても内気な子供であったと言われており、作品の中で描かれているような「パリの町を我が物顔で闊歩する生意気なガキ」というのは、スファールが作りだしたゲンズブール、もしくはスファールが望んだゲンズブールの子供時代の姿と言ったほうが良いかもしれない。作品の中のゲンズブールはスファールにより豹変したのだろうか。

しかしながらその後の人生で、絵画において並はずれた才能を現し、また歌手としてスターの地位を築いても常に数々の挑戦を続けたゲンズブールの姿がスクリーンに映し出されると、これがフィクションでもノンフィクションでも構わないような気がしたのは正直なところだった。

20世紀後半のフランス音楽界に大きな影響を与え、死後もなおカリスマ的存在で君臨し続けるゲンズブールは、大衆音楽とアンダーグラウンドな世界の間に隔たりをつくることなく、強烈な作風で常にセンセーショナルな作品を生み出した。社会規範にインスピレーションを得て、それをわざと曲げ、言葉を巧みに操り、人々の反響を呼ぶようなメッセージ性ある作品で、良くも悪くも、同時代に生きたアーティストや若者に影響を与えた彼の作品は、今日も尚、どのようなアーティストも超えることができないゲンズブールならではの才能の結晶と言えると思う。

因みに、今作品でジェーン・バーキン役を公演しているLucy Gordonは昨年5月20日に恋人と暮らしていたパリ市内の自宅で首を吊って自殺した。(「ロシアン・ドールズ」や「スパイダーマン3」に出ていた女優と言えばお分かりになる方もいるだろうか。)そのことを事前に知っていて観ただけに、映画の中でLucyが演じる、ゲンズブールを支えるけなげなバーキンになんとなく異常な同情をしてしまった部分があった。

日本で公開される暁には、ゲンズブールファンのみならず、戦後のフランスや、フランスのシャンソンに興味ある方にも是非見て頂きたい作品である。

投稿者:ラ・長女

フランスの「花咲く町」に乾杯!花を愛する人に乾杯!

雑誌「ベスト・フラワー・アレンジメント」のパーティーに行って来ました。ETCメディアs__T097234.jpgグランプリ特別賞受賞の記念パーティーです。在日ヨーロッパ政府観光局の集まりであるETCが毎年開催しているこのアワードは、各国政府観光局が雑誌・テレビ・インターネット部門から1点ずつ優れた紀行作品をノミネートし、旅行業界の重鎮やメディアで活躍する方々が審査してグランプリと特別賞を選びます。

 

雑誌部門では「ベスト・フラワー・アレンジメント」2009年秋号に掲載された”フランス地方 花の旅”が特別賞を受賞。読者やスポンサーを招いてお祝いのパーティーが華やかに開催されました。フランスでは街の美化運動として花を活用している市町村を「花咲く町や村 Villes et Villages Fleuris」としてランク付けしています。レストランにミシュランの星がつくように最高ランク「4つ花」の市町村が全国に散在しています。今回「ベスト・フラワー・アレンジメント」が巡ったのはアンジェ、ナント、ディジョン、グルノーブル、ニースの5都市。

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パーティーの間には取材にあたった水谷編集長とパリ在住の武田カメラマンのミニトークショーもあり、紙面には出ていない裏話があれこれご披露されました。

 

なんといっても圧巻だったのは会場のそこかしこに展示された読者の皆さんのアレンジメント。「お祝い」をテーマに制作されたという花々は可憐、ゴージャス、楽しさいっぱい・・どれも個性にあふれたすばらしいものでした。パーティーに集まった招待客も皆さん華やいだ雰囲気の方々ばかり。(假屋崎省吾さんもいらしてました!)お花教室の先生、フラワーアレンジメントの勉強にフランスに留学したと言う方や生徒さんたちを連れてフランスに行くこともあるという花を愛する方々とのおしゃべりもそれは楽しいものでした。

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水谷編集長、これからもすてきな読者の皆さんにフランスの魅力を伝え続けてくださいね。受賞おめでとうございました!

 

文中写真撮影:Takeya Ono)