投稿者:M.MK

ダンディー、亀を引く(後篇)

ダンディーの中のダンディーであるド・モンテスキュー伯爵、以前、たまたまオルセー美術館で伯爵の展覧会をやっているときに、彼の肖像画を見たこともあるが、渋~いダンディーなのである。当然プルーストも大心酔。熱い(あぁ!!)というか折り目正しい往復書簡も残っている。ダンディーの服装は『悪の華』の詩人も言うように、基本、黒やグレーなどの喪服のような色の服。そんな服で身を固め、貴族の特権がなくなった時代の中で、過ぎ去りし王権、貴族の世の喪に服している。要するに、斜陽族なのである。急に革命のため法律が変わって、貴族の特権がなくなりましたよ、と言われても、はいそうですか、どこかで月給取りにでもなるさ、とシューカツして就職、質素に暮らしますというわけにもいかない。なんといっても浪費のスペシャリストであり、日々の生活に発展やら成長に意味を見出さず、無為に過ごすことに勤しんだ人々である。そんなわけで、大体のダンディーたちは破産状態で亡くなっている。

そんなダンディーたちが、亀を引き、当時最新流行スポット、パッサージュに繰り出した。。。余裕綽々と言うか、反抗的な姿勢と言うのか、自分たちの時間の尺度を、亀は万年とでも表現したのか・・・。

馬車も車も入れないパッサージュなら、愛しの亀ちゃんが馬車や自動車に踏み潰される(イテテッ!)心配もないしね。

いずれにせよ、ダンディー諸君、ダンディーたるもの、そこまでやってみなければなるまい!!一世を風靡したパリの人気スポット、パッサージュも、取り壊され、あるいはいくつかは取り壊されようとしてる、という。つまり、ひょっとしたら近い将来、ダンディーを気取るために最もふさわしいスポットがなくなるかもしれないということだ。

そこで、ダンディー諸君に告ぐ。急いで、パッサージュに馳せ参じてもらいたい。

(亀との散歩にともなうあらゆる問題は、くれぐれもダンディー諸君の自己責任でお願いする。)

投稿者:tamisan

フランスのパン祭り FETE DU PAIN

フランス全土で毎年5月半ばに、「パン祭りーフェット・デュ・パン Fête du Pain」が行われることを

ご存知ですか?

 

5月16日は、サントノレ(Saint Honoréーパン職人にとっての守護聖人、Patron des boulangers)

の日にあたるため、この日にちを挟んだ月曜日からの1週間を、”パン祭り週間” と定めました。

 

この ”パン祭り”は1996年、当時のジャン・ピエール・ラファラン商業・手工業・中小企業の

イニシアティヴにより始まり、フランス国民にとって毎日の食卓に欠かせない、フランス人の

主食でもあるパン全般のキャンペーンを行います。

 

各パン屋さんの入り口には、キャンペーン・ポスターが貼られ、パン職人やお店のスタッフが

店内での試食やデコレーションで雰囲気を盛り上げます。中には、独特のコスチュームを身に

まとってお客様に対応するパン屋さんも!

 

そして・・・お祭りはパン屋さんの中だけではありません!!

 

 20087257.JPG (c) ATOUT FRANCE/Michel Laurent/CRT Lorraine

 

街の広場では、パンに関わる様々な素材ー小麦粉、砂糖、塩にはじまり、さらには乳製品までもが

スタンドやブースに並んで、まるで 「ミニ食品見本市」のよう。また未来のパン業界を背負って立つ

子供たちを対象に、パンの実演体験なども開催されます。

 

パリのノートルダム大聖堂広場の前では、実際に一定の区画に土を入れて小麦を植えたり、

多種多様な穀物を標本にして掲示したり、さらにはパン職人が腕をふるってパンで作った

オブジェを飾ったり・・・・と、楽しいイベントがいっぱい!

 

2000年の統計によれば、フランスでは約37,000軒のパン屋さんがあるそうで、

約17万人がパン業界で働いているとか。

一軒のパン屋さんには、毎日平均340人のお客さんが来るそうですよ!

 

フランスの「フェット・デュ・パン」を通じて、フランスの”パン文化”を肌で感じて

見られてはいかがでしょうか?

 

フランスのパン祭り フェット・デュ・パン Fête du Pain

期間 : 2010年5月10日(月)~17日(月)

サイト : http://www.lafetedupain.com

 

投稿者:M.MK

ダンディー、亀を引く(前編)

19世紀の後半、パリで亀を引いて散歩するのが流行った、と聞けば、ホントかよ、と思わずにいられない(ですよね)

というのも、その頃のフランスはスピードの都でもあった。他国に先駆け、中央集権を推し進め、ヨーロッパ各地に軍隊を迅速に送り、制覇することができたのは、この道路網の役割が大きい。後に自動車レースが盛んになると、パリをスタートしてボルドーなど辺までのレースが行われるようになる。というのも、まだ他国には、自動車レースができるような、長く続く、整備された道がなかったということである。整備されているとはいえ、当時のこと。路面はすべて舗装されているはずもなく、ボコボコ、ガタガタ。自動車レースはパンクとの戦いでもあり、たくさんのタイヤ(ミシュラン!!)を積み込んで、レースを走った。後にF1グランプリに引き継がれるようなグランプリ・レースは第一次大戦後まで、フランスのみでの開催だったようだ。 

 

そんなスピードの都で、亀と散歩?それもダンディーの中のダンディー、あの稀代の色男として名を馳せたロベール・ド・モンテスキュー伯爵(かっこいいー!!)も、そんな風に散歩した(!!!)というではないですか。この伯爵、当然その時代のファション・リーダーで、服はもちろん、手袋、カフスボタンなども当然、立ち居振る舞いに至るまで、みんながまねした。(伯爵は本物の宝石のついたカフスボタンであったが、高価なのでガラスの模造品の方が流行ったらしい。)何を隠そう、このお方、小説『失われた時を求めて』に登場する、あのシャルリュス男爵のモデルなのである。(続く)

投稿者:Shinobu

ニース、おすすめの過ごし方

南仏、コート・ダジュール地方の中心都市、ニースで開かれた業界向けワークショップ<Rendez-vous en France2010>へ私も同行してまいりました。ワークショップでは、最新情報などを入手できましたので、皆様へも随時ご紹介してまいります。さて、ニースは美術館が多いので美術館見学がおすすめです。昨年からなんとシャガール美術館を除きすべての美術館が無料となりました。マティス美術館、マセナ美術館、近代・現代美術館などなど。街の東側にある小高い丘(城跡)へ行くのもお忘れなく!おすすめフォトスポットは、中腹のテラスです。Tamisanのコメントにあるような「これぞ、ニース!」という紺碧の海岸沿いの写真が撮れますよ!そして、ニース近郊には見どころの村や町がたくさんあります。それらの場所へはニースから長距離バスで行くことができます。料金は東はマントン、西はグラースまでなんとたった1ユーロ!!(市内と空港を結ぶ路線は4ユーロ)です。路線図や時刻表はLigne d'azur社のHP、マセナ広場にあるオフィスまたは、旧市街のバスターミナル(Gare Routiere)で入手できます。市内のバス停の位置は運行路線によって異なるため複雑なので、長距離バス利用の場合は面倒でもバスターミナルで乗降されることをおすすめします。

ニースからエズへ

Nice Gare Routiere.JPG バスターミナルで時刻表とバスの番号を確認。

Nice Gare Routiere 2.JPG    Nice Gare Routiere 3.JPG 

エズ行きは85番と112番ですが、85番線や112番線という乗り場番号ではありません。

バスの番号と乗り場の番号は異なりますので注意しましょう。

バスに乗り込んだら、車窓を楽しみましょう♪ どんどん山の上にあがっていき、ニースの町が小さくなっていきます。

エズ村の入口は終点ではありませんので注意して見ていてください。村が近づいてくるのがわかります。

30分弱でエズ村に到着します。村に入る手前の右手にツーリストオフィスがあります。ここで村の地図をもらいます。そして石畳の坂道を上がり村に入ります。まずは、頂上のエズ庭園を目指しましょう。地中海を見下ろす景色が素晴らしいです。そして、素敵なホテルのカフェでお茶をして休憩をするものいいでしょう。

EZE1.JPG   EZE2.JPG 

Eze 4.JPG 

こちらは、ヴィルフランシュからニース方面へ向かう道の途中の道から見たエズ。まさしく要塞村だったことがわかります。

ちなみに・・・エズ村には国鉄の駅もありますが、丘の下です。駅からは「ニーチェの道」と名付けられた山道を1時間ほど登らなければなりません。村からニーチェの道の入口を見たら、下りでも「・・・やっぱりバスで帰ろう」と思いましたLaughing

EZE5.JPG  EZE6.JPG 険しそうですよね・・・

写真すべて(C) ATOUT FRANCE JAPON