投稿者:Oko

パリでお勧めの本屋さん

読書の秋ということもあり、今日は私が愛して止まないパリの本屋さんの紹介。

旅行者の方々にはあまり馴染みがない店なのだが、パリの学生や若者が頻繁に訪れる本屋がある。パリ左岸カルチェ・ラタン地区、メトロ10番線のクリュニー・ラ・ソルボンヌの駅近くにあるGibert Joseph(ジベール・ジョゼフ)、青い看板に黄色の文字が目印の店だ。地元の人にはただ単に「ジベール」の愛称で親しまれている。

過去に数年パリで学生をしていた私は、当時、大学の授業後に気分転換を兼ねてしょっちゅうジベールに寄ったものである。今でも旅行でパリに行くと一番最初に行ってしまう位、非常に愛着のある店だ。

カルチェ・ラタンのメインストリート(??)、Boulevard Saint Michel (サン・ミッシェル大通り) にあるこの店は、「書籍のデパート?」と思えるほど大きな本屋で、数階に渡ってほぼ全ての分野の本が所狭しと並べられている。(この界隈には専門書籍を扱う店も多く、あまりにもマニアックなものは見つけられないかもしれないが・・)
 
観光の途中に立ち寄られた方でも楽しめるかなと思うのは、地下(旅行ガイドや料理本、趣味の本など)、1階(タンタンなどバンド・デシネ)、2階(日本の作家のフランス語本コーナーがある。三島、川端、大江、村上などはよく知られている。最近では石田衣良も人気。)、そして4階(フランスの文庫本)。

FNACやVirgin Megastoreは旅行ガイドでもよく紹介されているが、ジベールをお勧めする最大の理由は、新品・中古本の両方を取り揃えている点。それも別階に置かれているのではなく、新品の隣に中古本が並べて置かれていて、値段や状態を見比べてから購入することができる。店員も良心的で、探している本がどこにあるかわからないで訊くと、まずは「中古本」を見つけて持ってきてくれるのだ。

出たばかりの新刊でも運良く中古本を発見したら、半額位で購入することが可能だ。ノーベル賞、ゴンクール賞、フェミナ賞・・どんな新刊本であっても、中古本が必ず一番上に積まれているので見つけるのも簡単である。

このカラクリ、どうなっているかと言うとGibert Josephの買い取りシステムにある。店舗の裏通りRue P.Sarrazinでは、週末を除く毎日、一般市民から要らなくなった本やCD/DVDの買い取りをしている。私も何度かお世話になっているのだが、日本の某中古本買い取り店とは違い、査定にもほとんど時間がかからない上、割といい値段で買い取ってくれるのである。支払いは現金か金券か選べ、金券にするとさらにお得。これからパリに留学予定の人はぜひ利用すると良いシステムだろう。

因みにこの本屋に隣接して、別棟で文房具屋、CD/DVD屋が並んでいる。こちらの2店もとてもお勧め。文房具はさすがに中古ではないが、日本でも人気のあるモレスキンやクオバディス、クレールフォンテーヌなどを安価に購入できる。CD/DVD屋は本屋と同じシステムで、中古と新品の両方が並べられている。日本では入手が難しいような古いCDも普通に中古値段で売られていて安いものなら4ユーロ位から。来年の手帳を探している方や洋楽、特にフレンチポップがお好きな方、一度訪れてみるのはいかがだろう?


Gibert Joseph(ジベール・ジョゼフ)
http://www.gibertjoseph.com