投稿者:Oko

ひさびさのパリ

久しぶりにパリに舞い戻ってきた。

4年前にこの町を離れた時は、「もう住みに戻ってはこれないかな」と思っていたが、日本に戻ってからもパリで暮らした5年の日々を忘れたことはなく、前回の滞在でやり残したことも多々あり、改めて違う角度からフランスに触れてみたいと昨秋ワーホリに応募、今年1年住むことになった。2010年はパリから、現地ならではの情報を掲載して行きたいと思う。

リに着いてまだ1週間も経たないが、ひょんなことからパリ(もしくはフランス)に戻ってきてしまう日本人は私だけではないようだ。事実、「昔、住んでいたんだけど・・」という出戻り組は私の周りに結構いる。数年のブランクを経ても人を惹きつけるこの町の魅力、いつ来ても心が軽くなったように感じられる心地よさの原点は、パリのちょっと時代遅れな街並みと、人々の「適度な無関心」にあるのかもしれない。

フランスは自由で、個人が個人として独立していてプライドが高く、ともすれば薄情でモラルがなく、冷淡な人々の集まる国と思われがちだ。しかし実際にこの国に住んでみると、フランス人は決して他人に無関心なワケではなく、適度な距離感をもって人間関係を築いている民族なのだということが良く分かる。ときどき本当にヒドイ人(他人はホントにどーでもいいのね!みたいな超自己チューな人とか。)もいるので一概には言えないのだが、フランス語でコミュニケーションが取れれば、意外と人間として温かみのある人々が集まっている国だということがわかるだろう。

リは国際色豊かな町で、異邦人である私でも正直に暮らし易い(アジアの顔をしているからといって奇異な目で見られたり・・は勿論ない!)。それ以外にもフランス社会特有の「自分にも他人にも正直な人が多い」、「暗黙の了解的な下らない礼儀がない」、「地位や階層を問わず、誰もが自分にそれなりの自信を持って生きている」ことなどがこの町の暮らしやすさかもしれないと思っている。

の1年をどう活用するか、既に焦っていたりもするのだが、滞在中に‘je me perds dans le maelstrom parisien qui engloutit tout..’などと嘆くことのないように、自分をしっかり持ってパリ生活を送っていきたいと思う。




投稿者:Mayumidon

旅へのいざない

あけましておめでとうございます。
新年のすがすがしい一日、今年はどんな場所へ旅に出ようかと思うと希望が膨らみます。

お正月はあちこちのテレビで世界の絶景が放映されるので、旅ごころをくすぐられっぱなしの方も多いことでしょう。テレビだけでなく、美しいグラビア誌、映画、小説、音楽など、旅のきっかけとなる要素は無数にあるわけですが、実際、世間の人はどんなことがきっかけで旅立ちを決意するんでしょうか。皆さんにとって「旅への誘い」とは何なのでしょう。


自分の昨年の夏休みを振りかえると、次の2本の映画に大きく影響されたのは間違いありません。
・ 『サン・ジャックへの道
・ 『レ・ブロンゼ ~日焼けした連中

コリーヌ・セロー監督の『サン・ジャックへの道』(2005年)は、ひょんなことから素姓の異なる者どうしが一緒になって、サンチアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を歩くことから生まれるコメディタッチのヒューマンドラマ。 
もう一方の『レ・ブロンゼ』はパトリス・ルコントの初期の監督作品(1978年)で、クラブメッドのバカンス村に集まった男女が繰り広げる一夏のハチャメチャ恋愛劇。フランスでは国民的おバカ映画として大ヒットし、その後「レ・ブロンゼ スキーに行く」など続編も製作されました。

 

見終わった後は「ああ、あんな場所を歩いてみたい、行ってみたい!」という気持ちになるのはもちろんのこと、ホテルじゃないバンガローや山小屋に泊まりながらの長期バカンスってなんだか楽しそう、フランス人の濃ゆい機関銃トークにも参戦したい、という気持ちが湧いてきます(互角に参戦は無理だとしても、合いの手くらいはうまく打てるようになりたい)。

 

それに映画よろしく滞在先で将来の伴侶まで見つかっちゃったりして...とよこしまな考えも。以前、インフォメーション担当のtamisanが「フランスで出会いを求めるならどんなとこへ行ったらいいのですか」というお問い合わせを受けたそうで、「こういう滞在型バカンス+アクティビティがお勧めです」などと横からでしゃばりかけた私ですが、まずは自分で試してみませんとね。

 

ということで行ってきましたコルシカ島、1週間のハイキングツアーへ参加しました。

 コルシカ山(resize).jpg    コルシカ山2(resize).jpg

 

いやはや、たいへん濃ゆい一週間、大満足なバカンスを過ごすことができました。
映画『サン・ジャック~』同様、知らない人どうしの自己紹介から始まり、後はガイドに導かれながら大自然の中を歩き、夜は山間いの村にある共同宿泊所(gite d'etapeジット・デタップ)に寝泊まり。コルシカの美味しいものを毎日リュックに詰め、絶景の中でピクニック(もちろんワイン付き、渓谷での水浴び付き、昼寝付き)。

よくストレス多いパリの都会生活を「メトロ・ブロ・ドド(地下鉄、仕事であとは寝るだけ)」と皮肉ったりしますが、コルシカでの一週間は「ランド・アペロ・ドド(ハイキング、アペリティフ、昼寝)」の繰り返しで、まさに天国でした。

 

残念ながら将来の伴侶は見つかりませんでしたが、ハイキング天国コルシカの様子は、しばらくブログでお伝えしますのでどうぞお楽しみに。それと、コルシカはフランス人の国内旅行としても大人気の旅先ですので、真夏の旅でも今のうちから計画を立てておくのがお勧めです。

投稿者:tamisan

のだめカンタービレ、私も見てきました!!

「のだめカンタービレ」は、ドラマを見始めてその面白さにはまってしまいました。

特に楽器の中でもピアノが好きなのですが、ストーリーではのだめの役が、「ピアノに関しては天才的な才能をもっているが、その他に関しては変態的(!?)な行動を取る」という、そのギャップ&発想がほんとによく描かれていて、毎回大笑いしながらドラマ見ていました。さらに、2008年新春スペシャルでヨーロッパロケで、パリのコンセルバトワールや町並みがドラマの舞台の一部となり、さらにのだめ熱はヒートアップ!!!Surprised ドラマはスペシャルもあわせて全てDVDに録画していますTongue out

ところで、のだめが留学したパリの 「コンセルヴァトワール(Conservatoire)ーパリ音楽院」ですが、場所は北東部に位置した、ラ・ヴィレット La Villetteと呼ばれる地区にあり、ここは”音楽都市”と”科学・産業都市”が集まった未来志向の総合エリアとなっています。

 

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(c)ATOUT FRANCE/Hervé Guignolet   音楽博物館(Cité de la Musique)

 

ストーリーの中で、のだめや千秋先輩が参加するコンクールの話が出てきますが、実は私もパリでコンクールを見に行ったことがあります。それは、パリで行われるピアノとバイオリン部門コンクール、「ロン=ティボー国際音楽コンクール」と呼ばれているもので、1943年から始まった非常に権威あるコンクールです。ピアノ・バイオリンと交互にコンクールがおこなわれるのですが、公式サイトに日本語が選べるようになっていて、さらに入賞者によるガラ・コンサートが東京で開かれているようですので、ご存知の方も多いかもしれません。

さてこのコンクールの選考(ピアノ部門)ですが、3段階の予選を経て準決勝、決勝と進み入賞者を決定します。

 

予選が行われるのは、パリの8区にある「パリ地方音楽院(Conservatoire à rayonnement régional de Paris)」で、一般の人も当日券を買って見に行くことができます。この「パリ地方音楽院」は、1990年に現在のヴィレット地区へ移転するまで、「パリ音楽院」があったところで、予選のチケット料金は5ユーロ~10ユーロ(650円~1300円くらい)です。予選段階からコンクール参加者のピアノを聞くことができることはなかなかないので、ピアノ趣味とする自分にとっても、とてもよい経験となりました。

 

そして準決勝→決勝とすすみ、最終選考&決勝はパリのエッフェル塔からも程近い、セーヌ川をはさんだ場所にあるフランス・ラジオ局・「ラジオ・フランス Maison de RADIO FRANCE」で行われます。昼の部と夜の部があり、私は夜の部へ行きました。当たり前なのですが、予選を勝ち抜いてきたピアノの精鋭が集まった熱気みなぎるもので、本当にみなすばらしい演奏で感動しました。

 

その時、17歳で出場して第3位に輝いた「ジャンーフレデリック ヌーブルジェ Jean-Frédéric Neuburger」が今年、東京のサントリーホールでコンサートを開き、幸運にも彼の演奏を聴きに行くことができました。。また同時期に行ったNHKホールでのコンサートの様子は、NHKの「N響曲アワー」でも放送されており、22歳となり一段と成長した彼のピアノを堪能できたことは、本当にうれしかったです。

 

パリは音楽の都。フランスへ観光旅行の際には是非、クラシック音楽を鑑賞してください!

千秋先輩に会えるかもしれません・・・・

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(c)ATOUT FRANCE/Flavien Prioreau  オペラ座(ガルニエ:主にパレエを公演)

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(c)ATOUT FRANCE/Nicole Lejeune  オペラ座(バスティーユ:主にオペラを公演)

 

 2009年もあとわずかとなりました。どうぞよいお年をお過ごしください。。。Bonnes fêtes!!

 

 

投稿者:矢田部まり

のだめカンタービレ、見てきました!

のだめは、マンガは18巻くらいまでは買ったけどその続きは追い切れず挫折。テレビは連ドラもスペシャルも一回も見ていない、という有様で、熱烈なファンからはほど遠いですが、映画には大満足!

まず観光局スタッフ、として大満足!だって、最近見た映画のなかでは、「素敵なパリ紹介度」はぴか一。モンマルトル、チュリルリー公園、ノートルダム寺院、セーヌ河岸、マルシェ・・・ 。どさくさに紛れて(?)何の必然性もないのになぜかモン=サン・ミッシェルまで登場するし、エンドロールのバックはまるで絵ハガキのように美しいパリが次から次へとあらわれて、今年1回もフランスへ行っていない私としては、いてもたってもいられない気持ちになったのでした。

もちろん、「ロケ地はどこかしら?」なんてつまんないことを考えるのはすぐにやめてストーリーに没頭。エンターテイメントな要素とクラシック音楽をまじめの紹介する要素が絶妙に絡み合って最高に楽しいのはマンガと同じ。

それにしてもパリ市内の観光地のまっただなか、フランス人エキストラがウロウロする中で「のだめ」キャラを演じることができる上野樹里ってすごいなあ~。

ウィーンの楽友協会ホールで指揮する千秋先輩の晴れ姿を応援しに、のだめはパリ東駅から花束片手にTGVに乗り込むんですねー。そのシーンを見て20数年前のことを思い出してしまいました。当時パリ遊学中だった私は、列車でウィーンの知人を訪ねたことがあるのです。その時は夜行列車に乗って12時間以上はかかった覚えがある。花束片手はしおれるなあ~~。

映画パンフを買うことは(部屋が狭くて保管場所がないため)自分に禁じているのですが、のだめは思わず購入。よみふけっていたら、監督の「観客の2割くらいしかわからなくてもいい、という細かいギャグを散りばめた」という言葉が飛び込んできました。監督!私、その細かいギャグ、ひとつだけわかりましたっ! それは千秋先輩の師匠ミルヒの秘書エリーゼが千秋にル・マルレ・オーケストラを押し付けるシーン。大爆笑。監督、これってフランスに興味ある人とかフランス語学習者しかわからないでしょうっ! フランス人スタッフの仕込みのネタでしょうか。確かにマニアックだなあ・・・。みなさん、気をつけてみてみてくださいね・・・。

と、笑いあり、音楽あり、の本当に楽しいひとときが楽しめ、さらに!パリに行きたい気持ちも盛り上がる映画なのでありました。

ところで千秋先輩はオペラを振ることには興味ないのかしらね~~。原作でオペラを振る挑戦も描いてくださればよかったのにな、千秋先輩ならカラヤンみたいだっただろうに・・・。そうすればパリのオペラ座で降る、なんてシーンも撮影できたかも、しれなかったのにな、と妄想の夜はふけていくのでありました・・・。










投稿者:Shinobu

大晦日パリの思い出

前回ワーホリでパリに出発した日のことを書きました。11月の終わりに出発したのですぐに年末年始を迎えることになりました。クリスマスはバイトも休暇だったので友人の実家(今では私のフランスでの実家のようになってます)で過ごさせてもらい、とても楽しかったのですが、年末年始はパリで過ごすことになりました。フランスではお正月休みというのは日本のように長くなく、たった一日、元旦だけがお休で仕事が2日に始るため出かけることができなかったのです。友人もみんな実家に帰ってしまい、たった一人残った大晦日をどう過ごそうか迷った挙句、カウントダウンはシャンゼリゼ通りへ行こうと思いました。カウントダウンは特に市が企画するイベントなどはありませんが、エッフェル塔周辺やシャンゼリゼ通りに人々が集まり自発的にカウントダウンをします。テレビではすでに大勢の人がシャンゼリゼ通りに集まっている映像を流していたので、カウントダウンの直前に行き、サクっと帰ってこようと思って出掛けました。カウントダウンはどこからともなく始まり、10秒前くらいから自然に声が揃い新年を迎えました。どこからか打ち上げ花火(手で持ってできるもの)があがり、各自持ってきたシャンパンを開ける音が聞こえてきました。新年も迎えたし、帰ろうと歩いていたらフランス人ご夫婦に「あなた一人?」と声をかけられました。「はい」と答えると「せっかくだから」とプラスチックのシャンパングラスを差し出しました。3人で乾杯をした後、かわいい娘さんと4人でカフェへ行き、夜通し話しをしました。てっきり寂しい大晦日になると思っていたのに、おかげでとても楽しいひと時を過ごすことができました。それが縁でパリ滞在中は、そのご家族とはお食事をしたり、公園へ散歩へ行ったり、とても親切にしていただき交流をさせていただきました。とてもいい思い出です。

ちなみに・・・

 ★大晦日から年始にかけての交通機関情報★

メトロは、一部の路線が朝まで運行します。駅や地下道に31日から1日にかけての運行を知らせる張り紙がでますし、パリ交通公団のHPwww.ratp.fr でも案内がでます。31日夕方(昨年は17時からとなってました)から元旦の昼くらいまで(昨年は12時)メトロ無料はです。ものすごい人ごみなのでご利用にはお手回り品などに十分気をつけていただく必要があります。

下記は昨年の情報です。(あまり毎年変わることはないと思いますが)メトロのみ全路線、夜中215分まで運行。

1, 2, 4, 6, 9,14号線は、それ以降も530分まで運行。ただし、夜通し運行の一部の路線もすべての駅で乗降できるわけではなく、一部の駅は閉まっています。大晦日はカフェやブラッスリーも夜通しオープンしているところが多いですが、元旦はパリの街はとても静かな一日になります。

 

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