投稿者:tamisan

ノルマンディー、 フランスの母なる大地

 

「ノルマンディー印象派フェスティバル」「Happy Birthday Normandie」といった大きなイベントが

昨年、今年と続けて行われるフランスの北西部、ノルマンディー地方。英仏海峡に面し、内陸には

セーヌ川が流れ、広大な牧草地が広がるこの地方は、歴史・文化・芸術といった様々な面から

フランスを語る上で大変重要な役割を担っています。

 

今回はこのノルマンディー地方の素晴らしい景観と、海・陸ともに豊かな素材に恵まれた特産物を

ご紹介しましょう。

 

2010年ノルマンディー地方各地で行われた「印象派フェスティバル」では、展覧会、コンサートなど

各地で様々なイベントが行われました。

モネ、ピサロ、シスレーといった印象派の画家たちがアトリエを飛び出し、光あふれる自然を描く

舞台となったのです。

 

その代表的、かつ最も絵になる断崖絶壁の町、エトルタ(Etretat)。

 

Etretat 3.jpg

 

Etretat Amont.jpg

コート・ダルバトル(Côte d'Albâtre)と呼ばれる

白亜の断崖は、セーヌ川からソンム川の河口ま

で140㎞にも及びます。エトルタはその中でも、

断崖絶壁海を正面に、左手に象の鼻を思わせる

形をした巨大なアーチのあるアヴァルの断崖

は、この地方のシンボルにもなっています

(写真上)。

 

そして右手には、小さな礼拝堂があるアモンの断崖を見ることができます(写真右上)。

 

Etretat aval Monet.jpg

その風景は、多くの芸術家達を魅了してきました。

モネがアヴァルの断崖を書いた絵のパネルが

紹介されています(写真左)。

 

ちなみにエトルタは、モーリス・ルブラン作のアルセーヌ・

ルパンシリーズの小説、「奇厳城」の舞台でもあります。

 

 

 

セーヌ川沿いの可愛らしい小さな村、ラ・ブイユ(La Bouille)

 

La Bouille.jpg

 

ラ・ブイユは皆さんに是非紹介したい、小さな村です。

ノルマンディー地方の主要都市、ルーアンから約25㎞南西のセーヌ川沿いにある、人口800人ほどの

この村は、14世紀終わりの蒸気船の時代に避暑地として人気を集め、終戦後は観光地となりました。

 

La Bouille Sisley.jpg

 画家のアルフレッド・シスレーが、ラ・ブイユを

流れるセーヌ川を描いたとされる場所に置か

れているパネルです。私がここを訪れた時も、

彼が活躍した当時とほとんど変わらないであろ

う、美しいのどかな自然の風景が広がっていま

した。

 

 

またここは名作「家なき子」の作者である小説家、エクトール・マロの故郷でもあります。

 

 

最も美しいセーヌの景観を眺める、ガイヤール城(Château Gaillard)とレ・ザンドリー(Les Andelys)

 

Chateau Gaillard.JPGpt les Andelys 2.jpg

 

 

 

 

 

 

 

              ガイヤール城(城跡)                                レ・ザンドリー

 

ルーアンの南約40㎞、セーヌ川が大きく蛇行して流れる地点に、レ・ザンドリーの町があります。

イングランド王でノルマンディー公でもあったリチャード1世が、ルーアンをフランスの攻撃から

守るために築いた城、ガイヤール城(城跡)がそびえる高台からのセーヌ川の眺めは、ため息

が出るくらい美しいのです。

 

さて美しい景色をご紹介したあとは、おいしいものといきましょう♪

 

カマンベール、ポン・レベック、リヴァロ、ヌフシャテルなど日本でも有名なチーズは、ノルマンディ産

です。ノルマンディーはバターやチーズなどの乳製品がおいしいことでも知られる酪農の盛んな地方。

作り手の顔が見える農家製のチーズを売る店が、各地にたくさんあります。

 

pt_fromage.jpgFromagerie Francois Olivier 6.jpg

 

左の写真はプレートにサーヴ

された様々なチーズ。

 

右はチーズ専門店、フロマジュリ

で売られているチーズ。

本当においしそう!!Foot in mouth

 

 

 

 

 

それから、ノルマンディーの特産といえばりんごです。

calvados.jpg

 

リンゴのお酒、カルヴァドスやポモー、シードルも

ノルマンディーならではの特産品。

 

大きなボトルは日本まで持って帰るのは

大変ですが、小瓶なら大丈夫ですね。

 

でも、飛行機へ液体物を手荷物で持ち込む

のは禁止されていますので、きちんと梱包

してスーツケースへ入れて下さい。

 

 

 

 

時計台チョコ.JPGルーアンにあるパティスリーでは、リンゴの砂糖煮をチョコレート

でコーティングしたお菓子(とーってもおいしい!!)があります。

このお菓子のラベルは、ルーアンの観光名所である時計台が

ついていて、この四角い形は、時計台の石畳の通りをモデル

にしているそうです。

 

ジャンヌダルクの涙.JPG

それから、「ジャンヌ・ダルクの涙」という名前のアーモンドチョコレート

も、この店の名物です。ジャンヌダルクがここ、ルーアンで処刑され、

最期を迎えたということで誕生しました。また、印象派ゆかりの地方

ならではのかわいい絵の具のパレット型のチョコレートやマカロン

などもお土産に人気です。

 

写真:(c)ATOUT FRANCE JAPON

 

★ノルマンディー地方の情報はこちら

★ノルマンディー地方観光局の公式サイトはこちら

 

 

投稿者:tamisan

ポン・デュ・ガール PONT DU GARD 古代ローマ建築の驚異

 

プロヴァンス地方の主要都市、アビニョンとニームからそれぞれ約25kmの中間点にそびえたつ

ローマ時代の水道橋、ポン・デュ・ガール。高さ48m、長さ300mのこの壮大な橋は、約2000年前

に古代ローマ人が5年の歳月で建築し、1985年にユネスコの世界遺産に登録されました。

 

先日、ポン・デュ・ガール観光文化局の来日フランス人スタッフに同行し、東京の旅行会社を

訪問して情報交換しましたので、今回はこのポン・デュ・ガールについて皆さんにご紹介します。

 20050845Pont du Gard3.jpg

                           (c) ATOUT FRANCE/Jean François Tripelon Jarry

 

この水道橋、本物を実際に現地まで見に行かれたことがない方も、フランスを旅行された

ほとんどの方は実は目にされているんですよ!それは。。。5ユーロ札の裏側に、なんと

橋のデザインが描かれているんです。

このことからもわかるように、この水道橋はフランスのみならず、ヨーロッパが誇る歴史的

建築物といえますね。

 

5 euros.jpg5 euros pont.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

(c)ATOUT FRANCE JAPON

5ユーロ札・裏の部分(右側の拡大写真)にポン・デュ・ガールのデザインが描かれています。 

 

もともとこの水道橋は、近郊・ユゼスの水源からニームまで水を送るために建てられたもので、

工事に携わった人数は総勢1,000人以上、たったの5年で完成しました。

当時の技術を駆使し、驚くほど近代的でありながら非常に美しいアーチが印象に残ります。

 

20082670 Pont du Gard2.jpg

 

水に反射したポン・デュ・ガール

の全景。

とても幻想的な世界が広がります。

 

 (c)ATOUT FRANCE/

   Pascal Gréboval

 

 

 

 

橋のすぐ横に併設されたローマ文化博物館は、約2500㎡の広さを誇り、実物大の模型、複製、

マルチメディア設備を駆使して、この驚異の古代ローマ建築の歴史を紹介していますので、

こちらもお勧めです。

 

pdg_06-10-10115[1]musee dedans.jpg

日本語のパンフレットも準備されている

そうなので、是非立ち寄ってみて。

橋の歴史を事前に学べば、実際の橋の

見学がより思い出深いものとなること

間違いありません!

 

 

(c) Yann De Fareins/Musée

 

 

壮大な橋を見学しておなかがすいたら、レストラン「レ・テラス Les Terrasses」で地中海料理を

堪能されてはいかがですか?ミシュランガイドで2つ星を獲得したシェフが監修するメニューは、

地元の旬の食材をふんだんに使い地元の方にも評判で、特に週末は多くの家族連れでにぎわう

そうです。

Terrasses.jpg

 

壮大な水道橋を目の前にテラスで味わうおいしい食事。

皆さん大満足の様子!

お天気も良くて気持ちよさそうですね。

                                     (c)Yann De Fareins

 

 

pdg_06-10-10200[1]restaurant.jpg橋をバックにロマンチックな時間を過ごすカップル。

まるで映画の1シーンのよう。

 

 (c)Yann De Fareins

 

 

 

あとイチオシは、毎年6月第1・第2・第3金曜&土曜に開催される 「音と光のショー」。

フランス観光開発機構公式サイト・トップページでご紹介しているように、フランスの夏を彩る

一大イベントが行われます。ショーの当日には約5000人以上もの観客が押し寄せるとか!!

 

2000年前の古代ローマ建築傑作に、21世紀の最新技術を駆使して繰り広げられる

両者のコラボレーション・スペクタクルをお見逃しなく!

 

(c) Thierry Nava - Groupe F[1]spectacle.jpg                                 (c) Thierry Nava - Groupe F

 

★ポン・デュ・ガール 日本語の情報はこちら

★ポン・デュ・ガール観光文化局のサイトはこちら

(Etablissement Public de Coopération Culturelle Pont du Gard)

 

 

 

投稿者:ミッドナイト・エクスプレス

Happy Birthday Normandie!!

印象派やモン・サン・ミッシェルで知られるノルマンディー地方ですが、今年建国から1100年を迎えます。

ノルマンディーという名前は、9世紀にやってきたノルマン人(ヴァイキング)に由来します。当時ヴァイキングは、セーヌ川をさかのぼり、あちこちの町を荒らしまわっていました。困ったフランス王シャルル3世は、懐柔策としてヴァイキングの一族の首領ロロンにノルマンディーの地を領地と認め、治めさせることにしました。時は911年、ノルマンディーが誕生した年です。

 

ノルマンディー地方では、このノルマンディー誕生1100年をお祝いし、各地で楽しいイベントを企画するそうです。主なイベントは観光シーズンにあたる4月~10月を中心に行われます。


ノルマンディー公ウィリアムのイングランド征服を描いたタペストリーがあるバイユーでは、いち早く、今月末から日仏それぞれの中世時代の絵巻物と、タペストリーのコラボレーションが見られます。出光美術館所蔵の「伴大納言絵巻」が来る他、パリのギメ美術館、パリ国立図書館所蔵の作品も併設展示する特別展です。
絵巻物とバイユーのタペストリー、
2011年3月31日~12月30日
Le Musée de la Tapisserie de Bayeux:
Centre Guillaume Le Conquérant
Rue de Nesmond - 14400 Bayeux
www.tapisserie-bayeux.fr


この記念の年に、みなさんもノルマンディー地方へ、ぜひお出かけください!

Happy Birthday Normandie!公式サイト
http://www.happybirthdaynormandie.com/ (まだスケジュール発表はされていません)

 

LOGO_voile_petit.png

 

ノルマンディー地方に関する観光情報はこちら

 

 

 

投稿者:M.MK

オペラ座の主役(下)

(承前)最初にパリのオペラ座の客席を暗転、つまり巨大シャンデリアの灯を開演時に消したのはワーグナーであると言われる。

舞台ではガス灯が、その後、電灯が導入され、ライティングによる舞台効果の可能性が追求され、その後の映画に繋がる、光と影によるイリュージョンが追求され始めた時代である。そして、ある日、何の前触れもなく客席を照らす照明が消された時、観客である貴族たちは怒った。客席が見えないし、社交ができず、何より自分たちの姿を示すことができないではないか、というわけである。当時は今の舞台ほど真っ暗にしたわけではないようだが、客席の暗転は、客席のドラマの終わりを意味していたのかもしれない。

 フランス革命後、芸術の庇護者が貴族からブルジョワジーに変わり、彼らはあちらこちらへ席を移動して社交するどころか咳一つ許さないような静寂の中で、台詞を、音楽を一言、一音漏らさず聴きとることに固執する観劇スタイルを採った。そのようなわけで、新しい観客は自ら主役を演じることに執着せず、なんの抵抗もなく役者や楽士に主役の座を受け渡したのである。

そのような次第で、客席の「役者」としての衣装も、振る舞いも、もはやほとんど必要はないし、よほどの有名人でも来ていない限り、椿姫のような存在がいる客席を「観劇」することはない。そんなわけで、普通の清潔な格好で行って頂ければ、中に入ることができなーいー、というようなことはないようです。

がッ、しかーし、オペラ座の主役はこの俺様だ!!という方も、トーゼンおられると思うので、是非是非ばっちり決めて、オペラ座の主役の座を勝ち取ってください!!(イヨーッッ、ニッポンイチ!!)

投稿者:Shinobu

ポンピドゥー・センター・メッス CENTRE POMPIDOU METZ

ロレーヌ地方の首都メッスがヨーロッパの文化拠点になる最大のプロジェクトして昨年5月にオープンした「ポンピドゥー・センター・メッス」が好評です。パリにあるポンピドゥー・センター(正式名称:ジョルジュ・ポンピドゥー・国立美術文化センター)の分館です。
本日(2月1日)付けの朝日新聞で取り上げられていましたが、日本人建築家の坂茂(ばんしげる)氏と建築家ジャン・ド・ガスティーヌ氏の共同プロジェクトで誕生しました。建築自体も美術品のひとつであるかのように、斬新でユニークでなおかつ屋根から流れる雨水を貯めて庭などに再利用するなどのエコ設計で現代のニーズを盛り込んでいます。建物を見学するのみの方の多くいるようです。
中に入ると3階まで吹き根けの広いホールがあり、ガラス張りの建物は、解放感を与えます。とてもユニークなところは、3本の四角い通路の先にはメッスの町をそれぞれの角度から見えるようになっています。それがユニークなのではなくて、その四角い窓から見える景色が不思議なんです。遠くから景色を見ながらどんどん進むと、普通は景色に近づいているのでその景色が大きくはずですが、逆に小さくなるんです。
ちょっと説明がわかりにくいと思いますので、動画でご覧ください。こちら(手ぶれご容赦)Laughing

メッスポンピドー.jpg  メッスポンピドー2.jpg窓からの景色

 

現代アートってなじみのない人にとってみるとなんだかちょっととっつきにくいところもあると思いますが、こんな楽しみ方もできれば美術館に来てもいいかなと思っていただけると思います。
現在4つの企画展が開催されています。くわしくはこちら

館内には視聴覚ホールや広い空間を確保した常設展示用スペースなど、パリのポンピドゥー・センターでは展示が不可能だった大型のインスタレーションや巨大な舞台装置などの展示が可能になっています。また、カフェやレストランも併設しています。レストランでは、ロレーヌ地方の郷土料理が味わえますし、現代美術の巨匠であるマティス、ピカソ、ダリへオマージュをささげたユニークなメニューもお楽しみいただけます。

CENTRE POMPIDOU METZ
住所 1, parvis des Droits de l’Homme
電話 03 87 15 39 39 
入場料 一般7ユーロ、25歳以下の学生、障害者および同伴者は無料。 
オーディオガイド貸出3ユーロ(仏語、英語、独語)
時間 月・水・日は11:00~18:00、木・金・土は11:00~20:00
最終入場は閉館の45分前まで
休館日 火曜日、5月1日
www.centrepompidou-metz.fr

●おすすめ●
メッス駅周辺一帯は「Le Quartier Imperial(帝国地区)」の異名をとり、ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロックからアール・デコ、アール・ヌーヴォーに至るまで、まるで「美術百科事典」を体現したかのようなさまざまな異なる時期の建築が混在して残っています。
その地区にあるバロックスタイルで洗練された内装の上品なブラッスリー、ブラッスリー・フロでは、シェフが開催中の特別展からインスピレ-ションを受けて創作したメニューを用意しています。各メニューに合ったワインもグラスで提案していて気軽に楽しめます。

メッスフロ1.jpg (C)ATOUT FRANCE JAPON
Brasserie Flo
2 bis rue Gambetta – 57000 Metz
TEL: 03 87 55 94 95

メッスに関する詳しい情報はこちら
◆アクセス◆
・TGVメッス・ヴィル駅より徒歩2分、メッスの旧市街から徒歩10分
・車で来る場合 国道A4号線かA31号線のメッス・サントルで降りる、駐車場あり(700台収容)
・パリ~メッスまでは1時間20分、ルクセンブルグからは40分

◆参考
メッス観光局HP
http://tourisme.metz.fr

 

 

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