投稿者:Shinobu

ディジョンであなたもシェフ気分

みなさんはディジョンという町をご存知でしょうか。11世紀初頭からブルゴーニュ公国の首都として栄え、今でもブルゴーニュ地方の首都です。名産には高級ワインロマネ・コンティなどを代表とするブルゴーニュワインに、エスカルゴ料理、シャロレー牛の肉料理とブルゴーニュは食の楽しみもいっぱいある地方です。そんな美食で知られる地方のディジョンで、シェフ気分でお料理教室が体験できるそうです。フランス在住の通訳さんから体験を寄せていただきました。

 

今日は私が参加してきた料理教室<ラトリエ・デ・シェフ L’Atlier des Chefs>をご紹介したいと思います。
ディジョン美術館のあるリベラシオン広場から徒歩2分のところにあるラトリエ・デ・シェフは赤い外装の可愛いキッチン用品店。こんなところに料理教室があるのかしら、と思いつつ扉を開けると確かに店の奥にモダンなキッチンが・・・。ビニールの使い捨てエプロンを着けてシェフの説明(フランス語)を聞いた後、6人ひと組で作業開始。材料は既に6人分で計量して用意されており、シェフの指示通りに材料を切って、火を通し、盛り付けまで所要時間30分!そのあと店内に設置されたテーブルに移動して試食タイム約30分:合計1時間のコースです。お店が用意してくれるデザート・コーヒーも料金に含まれているので、ランチとしても十分満足できる内容です(今回のメニューは鶏とマッシュルームのクリームパスタ+ミルフイーユ+コーヒーでした)。追加料金を払えばグラスワインもオーダー可能。授業で使った材料(パスタ、ブイヨンキューブ等)や器具が気に入ればブティックで購入できます。
今回私が参加したのは13:00~の30分コース(15ユーロ)でしたが、その他に夜18:00~1時間半、昼15:30~2時間コース等もあります。エプロン等を持参する必要がないので旅行者にも参加しやすく、ランチ代わりにこの料理教室に参加した後また観光を続ける・・・という使い方もできますよね。食通の街ディジョンで料理教室に参加するのも旅のいい思い出になるのではないでしょうか。コースによっては直ぐに満席になることもあるので参加を決めたら早めにインターネットで申し込んでおくと安心です。

DSC08099 (2).jpg DSC08104 (2).jpg
(C) Office de Tourisme de Dijon - V.Olivier

L’Atlier des Chefs
18, rue Chaudronnerie, 21000 Dijon - France
Tel : +33 (0)3 80 31 72 75
http://www.atelierdeschefs.fr
ディジョンの教室のスケジュールはこちら
この<ラトリエ・デ・シェフ>はディジョンのほかにもパリ・リヨン・ボルドー他フランス各地で開講されています。パリ教室のみサイト情報に日本語あり。

その前に、ディジョンに着いたら何をさておいてもまず観光局GO!日本語パンフレットが充実しており、特におすすめは<フクロウの道案内>という冊子。地図を頼りに22のポイント(路面にフクロウの金属プレートが埋め込まれているのが目印)をたどることでディジョンの街のおもな見どころを網羅することができます。各見どころの説明も載っていてとても便利だそうですよ。

次回のご旅行ではフランス観光のついてでにぜひフランス料理も覚えて帰ってくださいね♪

ディジョンに関する情報はこちら

 

 

 

投稿者:M.MK

オペラ座の主役(中)

(承前)『椿姫』の時代、あるいはそれ以前は、貴族たちが(タニマチのように)演劇の庇護者として金をつぎ込み、劇場さえも建てる時代であり、主役は舞台の役者ではなく、客席で社交をする貴族が主役だったようだ。その当時、客席は暗転することなく、舞台と同様に明るかったのである。大体、舞台脇の桟敷席などは舞台自体はほとんど見えないというのだから、舞台の役者よりも目立とう、と考える客のための席でしかない。芝居はそっちのけで、自らの衣装を見せびらかし、社交をし、またお目当ての「観客」を探して、見とれ、贈り物をする、というわけである。客席の自分たちが劇場の主役だったのである。舞台の役者は、劇を見ようとない客に対して、苦情を漏らしていたというくらいで、今の観劇スタイルから見れば滅茶苦茶な様相を呈していたようだ。文楽では(歌舞伎も?)『仮名手本忠臣蔵』の切腹の場面では「通さん場」という出入りが禁止の幕があり、遅刻すると入れないし、退場もできない場面がある。人が腹を切っているところで扉がバタバタいっていては見る側も興醒めであるし、演じる方もそうでないとやりづらいというのは理解できる気がするが、オペラなどは悲劇的な場面で、観客席からは劇の進行とは関係のないところでゲラゲラと笑い声が上がたり、という喜劇的様相を呈し、役者はがっかりしたようである。(またまた続く)

投稿者:Shinobu

サン・ニコラ祭り(メッス編)

こんどは同じロレーヌ地方のメッスという町のお話を。
メッスもナンシーと同じ、12月最初の日曜日にサン・ニコラを祝います。午後から夕刻にかけてサン・ニコラのパレードがあります。サン・ニコラはなぜかトラクターに引かれている(笑)子供たちは必至にサン・ニコラの車を追いかけています。

メッスサンニコラパレード.jpg  サンニコラ1.jpg

サン・ニコラは子供たちに向けて飴を豆まきのようにばらまいていました。パレードの最後はサン・テティエンヌ大聖堂脇の広場です。ここにステージが用意されていて、サン・ニコラが子供たちに向かって「今年一年いい子にしてたかな~?」など声をかけてます。そしてみんなでサン・ニコラの歌(学校で習うそう)を合唱。ひとしきり盛り上がったあと、サン・ニコラは「ではまた来年!」と言って姿を消します。その後音と花火のスペクタクルが始まります。

メッスサンニコラ.jpg

ナンシーのスペクタクルに比べると規模的にはかなり小さいですが、打ち上げ花火がサン・テティエンヌ大聖堂のステンドガラスにガンガンぶつかって大丈夫なのかなぁ?と少し心配になりました。石の建物ですし、打ち上げ花火くらいでは火事にはならないでしょう。(笑)

クリスマスといえばもうひとつ、クリスマスマーケットがあります。メッスで開催されるクリスマスマーケットは、フランス東部で行われるものの中でも大規模なものとして人気があるマーケットの1つです。絶えず新しいことに試み、伝統と斬新さを絶妙に組み合わせたクリスマスマーケットとして十数年前からその存在を認められています。マーケットでは約100のスタンドが立ち、サン・ルイ広場、サン・ジャック広場、ド・ゴール広場など場所ごとにテーマがあるそうです。左下写真はサン・ジャック広場で、ロシアのクリスマスがテーマなので、玉ねぎ屋根のスタンドが並んでいます。クリスマスマーケットでは、かわいらしく飾られたスタンドを眺めながらホットワインの飲んで冷えた身体を温めてください。

メッスマルシェドノエル.jpg  ヴァンショー.jpg

メッスといえば、ステンドグラスとライトアップの町として知られています。ガラスの総面積を誇るものやロレーヌ地方で最古のものなど貴重なステンドグラスがあります。また、有名な近代アーティストが制作したモダンな作品もあります。中でもおすすめのは、サン・テティエンヌ大聖堂です。中に入ると高さ42メートルもある身廊の巨大さに圧倒されます。シャガールの平和を願いやわらかなタッチで描かれたステンドグラスをご覧いただけます。

メッスステンドグラス.jpg メッスステンドグラス2.jpg

サン・マキシマン教会では、詩人・画家のジャン・コクトーによるステンドグラスがあります。全体が青の濃淡でまとめられ、モチーフも聖人や聖書の物語でないコクトー独自の絵柄が見られます。

また、日が暮れるとメッスはもうひとつの顔を見せます。名所旧跡十数か所のモニュメントが美しくライトアップされ、ロマンティックな気分になります。

メッスライトアップ.jpg メッスライトアップ2.jpg

メッスに関しての情報はこちら

写真すべて(C)ATOUT FRANCE JAPON

投稿者:Shinobu

ナンシーの名産紹介します。

前回ナンシーの話しをしましたので、今度はナンシーの名産をご紹介しましょう。ナンシーへ行ったらお土産に買ってきて、食べてきて!という是非モノです。
ナンシーといえば、マカロン。、マカロンは、16世紀にイタリアから伝わり、フランス各地に広まったとされていますが、アーモンドパウダーと砂糖、卵白が入った焼き菓子のことです。ナンシーはその昔ロレーヌ公国の首都で、イタリア国王がロレーヌ公を兼任していました。そのロレーヌ公によってイタリアのものが多くこのロレーヌに持ち込まれたということなので、フランスにおけるマカロンの元祖に一番近いのがナンシーのマカロンということになるでしょうか。ナンシーのマカロンは現在日本で流行っているのはパリの老舗ラデュレが考案されたとされているクリームをサンドしたものとは少し違います(マカロン・パリジャンというそうです)。

マカロン.jpg

見た目はカルメ焼きやぼうろのようです。ナンシーのマカロンには修道女が考案したお菓子が評判になって伝わったという言伝えもあります。写真は言伝えの「修道女のマカロン」という名前の老舗お菓子屋さんのものです。アーモンドの風味で見た目サクサクしてそうですが、ねっとりした歯触りで、クセになります。

ベルガモットキャンディ.JPG

他にはベルガモット・キャンディーがあります。ロレーヌはフランス北東部に位置しており決して温暖な地域ではありませんので、ベルガモットは自然にあったものではなくやはりこれもロレーヌ公がイタリアから持ちこんだそうです。ベルガモットは紅茶のアールグレイの香り付けに使われています。ベルガッモット・キャンディーは喉の痛みにいいらしです。べっ甲あめのように透明感のあるきれいな黄色をしていて、かすかな苦みとベルガモットの風味がよく美味しいです。スーパーでも購入できますが、お土産ならぜひパティスリーで売っている缶入りをお求めください。ベルガモット・キャンディーの缶は、映画「アメリ」で宝もの入れとしてアメリが使っていました。ジャン=ピエール・ジュネ監督がベルガモット・キャンディーが好きで小道具として使ったそうです。素敵な缶なので、キャンディーを食べ終わってしまってもいい思い出になります。

スモモの一種であるミラベルを使った特産品も有名です。ミラベルは夏に収穫されるのみなので、フレッシュなものは夏の期間しか食べることができません。あとは瓶詰めにしたり、リキュールにしたりします。

ミラベルタルト.jpg  ミラベル.JPG

キッシュ・ロレーヌの名前ははお聞きになったことがありますよね?最近日本でもカフェごはんなどにも出てきますし、パン屋さんでも売っているのを見かけます。ナンシーの老舗ブラッスリー「エクセルシオール・ブラッスリー・フロ」で食事をしました。アールヌーボーのインテリアに囲まれて郷土料理を楽しめるブラッスリーでおすすめです。この日は前菜にキッシュ・ロレーヌ、デザートにはロレーヌ地方の特産品満載のスペシャルデザート"le Tout Nancy (ル・トゥ・ナンシー;ナンシーのすべて) ”。アイスケーキの上にリキュールに浸した小さなマカロン、甘酸っぱいミラベルソースにシロップ漬けのミラベルの実が添えてある豪華版です。これもぜひお試しいただきたい絶品デザートです。

キッシュロレーヌ.JPG   デザートルトゥナンシー.JPG

 

 

 

 

投稿者:Shinobu

サン・ニコラ祭り(ナンシー編)

昨年12月、ちょうどヨーロッパの大寒波が始まった頃、ロレーヌ地方(フランス北東部)へ行ってきました。アール・ヌーボーでおなじみのナンシーで12月最初の週末に行われるサン・ニコラ祭を見てきました。このサン・ニコラ祭はフランスでもこの北東部で行われるお祭りで特にロレーヌ地方ではクリスマスよりこのサン・ニコラ祭の方を盛大にお祝いをするそうです。フランス以外では近隣のルクセンブルク、ベルギー、ドイツ、オランダでもこのお祭りが見られるそうです。

サン・ニコラとは聖人、聖ニコラのことで、サンタクロースのモデルになった聖人といわれています。フランスのサン・ニコラの伝説は聞くとちょっとびっくりしてしまう内容なのですが(笑)、こんなお話です。
ある日3人兄弟が森で迷子になってしまい、たどり着いた家が肉屋さんでした。子供たちはそこで一晩泊めてもらうことになりました。その肉屋のおやじは子供たちに食べ物を振る舞い、子供たちが寝静まったあと、子供たちを切り刻み塩漬けにしてしまったのです。それから7年が過ぎ、サン・ニコラがその肉屋を訪れます。肉屋はサン・ニコラをもてなそうと食事の提案をしましたが、サン・ニコラは、7年前に塩漬けにした肉を食べさせてほしいと言います。肉屋は自分のしたことがバレたと怖くなり逃げてしまいました。樽を開けると切り刻まれて塩漬けになったはずの子供たちが元気な姿で飛び出しました、子供を助けたサン・ニコラは子供の守護聖人として祀られています。12月6日のサン・ニコラの日に、忠実なロバとペール・フエタール(ムチで叩くお父さん)と一緒に家々を回り、良い子供には飴と一緒にリンゴやクルミやパンデピスを配ります。悪い子供には、ペール・フエタールのムチが飛んできます。怖いですね(汗)この地方の子供たちは、12月25日よりこのサン・ニコラの日にプレゼントをもらうのを楽しみにしているそうです。


ナンシーではサン・ニコラ祭りを12月最初の週末に実施しています。土曜日の夜は、世界遺産にもなっている絢爛豪華なスタニスラス広場で音と花火のスペクタクルがあります。これはサン・ニコラの伝説をショーにしたもので、映像、レーザー光線、花火、音楽を駆使した壮大なスペクタクルです。ナンシー市が総力をあげているイベントなだけに本当に見応えありました。毎年広場には2万~2万5千人の観客が訪れます。おすすめです。ちなみにこのショーは無料ですよ!

Nancy.JPG
今回はナンシー市役所の広間からこのショーを拝見させていただきましたので写真に窓枠が映ってますが。。。
あまりうまくないですが、こちらの動画もご覧ください。
サン・ニコラ スペクタクル(一部)    サン・ニコラ スペクタクルフィナーレ

翌日の日曜日には、町をサン・ニコラがパレードします。ロバとペール・フエタール、サン・ニコラに助けられた3人の子供たちもいます。
defile st nicolas.JPG(C) Office de Tourisme de Nancy

ちなみに今年のサン・ニコラ祭りは、2011年12月3日、4日です。ぜひ、ナンシーへお出かけください。


夏季にも楽しい夜のスペクタクルが実施されます。こちらも音と映像を使った壮大なスケールのイベントです。
Rendez-vous Place Stanislas(ランデヴー・プラス・スタニスラス)
6月中旬~8月中旬まで毎晩実施。
ナンシーに関する情報はこちら

 

 

 

 

 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28